デザイナーはゴミ・落とし物ひとつも見逃せない?ゴミチェックの職業病

デザイナーはゴミ・落とし物ひとつも見逃せない?ゴミチェックの職業病 デザイナーの職業病

デザイナーの職業病として挙げられるのが、この「クセ」ではないでしょうか?

DTPのデザイナーやオペレーターという職業は、自分の制作物にゴミがないか激しくチェックする必要があります。

印刷物は、印刷してしまえば差し替えることはほぼ不可能。新たなに刷り直す必要があるので、その印刷費用がそのまま損害となります。

ゴミだけではなく、他にも文字、価格、写真配置、全てに気をつける必要があるので、印刷物の制作はいつだって気が抜けません。

私がデザイナー駆け出しの頃、先輩や上司に教え込まれたのを今でも覚えています。

それほど、余計なものや不必要なものがないかチェックするのは、印刷物には必須の作業なのです。

画像命のデザインの場合は最大限に気をつける

まずは、人物、食品、商品などの画像にゴミがないか激しくチェックしなくてはなりません。

もし、ホコリやゴミを見逃してしまうと…大問題と発展する可能性があるからです。

●食品の写真にゴミがあったら?…料理であればそんなもの食べたくなくなってしまいますよね?

●人物の写真にゴミがあったら?…ゴミの場所によってはその人物の印象が変わってしまうかもしれません。

●洋服など商品の写真にゴミがあったら?…商品の価値が下がる可能性があるかもしれません。

チラシであればそのお店や会社、雑誌であればその出版社の信用にも関わるので、制作側はいつだって責任重大です。

もちろん、一流の会社では、チェックする専門の人間や部署がいるでしょうが、小さい会社やフリーランスではそうはいきません。制作から構成&チェック、データ作成まで一人でこなす必要があります。

でもどうして、画像にゴミが入ってしまうことがあるのでしょうか?

デジカメ普及前はフィルムをスキャンしていた

広く一般的にデジタルカメラが普及し、カメラマンでなくても手軽に一眼レフを持つことができるようになりましたよね。もちろんプロ用とは機能的には劣りますが、性能も申し分なく、デザインに組み込んでも問題ありません。

また、グラビアや料理の写真など、高解像度を要する写真でなければ、スマートフォンやコンパクトデジカメで撮影した画像でも十分、デザインに利用しても問題ありませんよね。

ちなみに、私が購入した最初のデジカメは30万画素でした(笑そのカメラで撮影した画像を大きくすると、まるでモザイクみたいに荒くても感動したのを覚えています。

そう、今はデジタルですが、昔はアナログ…私が駆け出しの頃は、フィルムの時代だったのです!

昔なつかしい分解屋さんに依頼していた

私が先輩のアシスタントをしていた時、よくポジフィルムを渡されて「これ分解して!」とか「分解屋にお願いしてきて!」とか依頼がありました。

私の勤めていた会社では、「分解」=「フィルムをスキャンする」として使われていましたが、他ではどうだったんでしょうか?

また、この記事を書くまで、「分解」なんて言葉を忘れていたくらいなので、デジタルが進んだ現在ではまったく使わないですよね?

自分で「分解」する時は、ラフなど利用するのが目的の場合が多いので、フィルムも読み込み可能なスキャナーで、画像サイズが重くならないようなサイズでスキャンします。

「分解屋」に依頼する時は、ポジフィルムをその会社に持ち込んで、どのくらいの倍率でスキャンするのかと期日を伝え、分解されたデータとフィルムを、再度その会社に取りに行く…という工程でした。

まだインターネットもそんなに発達していないし、保存する媒体は「MO」…そうデザインはMacでしていましたが、まだまだアナログな部分が多くありました。

そして「分解屋」から返ってきた画像データを、スキャンした時にゴミが入っていないか、画像をMacで開きゴミがないか確認するのが、アシスタントの仕事でした。

そう、その時のこの作業が、この職業病に所以するのです。

昔はポジフィルムをスキャンしていたからゴミがある場合もあった

ラフに使用する画像や、そんなに解像度が必要ではないものは、自分たちでフィルムをスキャンしていた時もありました。

スキャンする時に道具は、

・スキャナー本体
・手袋
・ブロアー
・エアスプレー
・除電ブラシ

などです。

とにかく、小さなホコリひとつでさえスキャンすると写り込んでしまうので、除去する道具が必須なのです!

エプソンさんのサイトで、詳しく紹介しています。
極める!プリントテクニック講座|第3回フィルムを綺麗にスキャンする

このページを見た時に思わず、「うわー懐かしい!やってたやってた!」と声をだしてしまいました…。

カメラのレンズ内のゴミがそのまま写ってしまう

これはデジタルカメラになった今でもありうることなので、撮影の際には注意が必要です。

カメラレンズ、フィルタ交換の際に、ゴミやホコリが入ってしまうこともありますので、ブロアーやエアスプレーでホコリが入らないように注意する必要があります。

ホコリだけじゃない!その他にも空のテキストなどがないか要チェック!

制作にAdobe Illustrator使用していると、文字ツールをアートボード上でクリックしてそのまま忘れてしまうと、空のテキストがデータ上に残ってしまう場合があります。

入稿データを作成するときに、アウトラインしてもこの空テキストはアウトラインすべきテキストがないので、そのままフォントデータとして残ります。

データチェックの際に、フォントが存在する状態になるので、この空テキストを見つけて削除してあげましょう。

最近のAdobe Illustrator CCでは、文字ツールをクリックすると「アタリ」のテキストが表示されるようになったので、この問題に気がつくやすくなっています。

ちなみに表示される「アタリ」の文章は夏目漱石の草枕の一説です。

このようにデザイナーの仕事は、ゴミとの戦いである!といっても過言ではないと思います!

やりすぎたせいか…他人も気が付かないような小さなゴミでも目につく

しかも、この職業病は…通常時でも発動するようです。

床に落ちたゴミが気になる!

特に職場などで、朝事務所に入った時に「あそこにゴミ落ちてるな…」と気が付きます。

現在勤めている会社はフレックスで、少し遅めに出社するので、私が事務所に入る時にはほとんどの社員がすでに仕事中です。

それを見つけた私は「誰も気が付かなかったのか…」と、人知れずゴミ箱へ捨てます。

特に気が付きやすいのは、何かのビニールの切れ端、クリップ、ヘアピン、小石などどうでもいいものばかり。

ですが、セミナーや他社を交えての会議が行われる場合は、良い職業病ですね。

落とし物が気になる!

街中を歩いていると、落ちたハンカチ、手袋、マフラーなどがパッと目に付きます。

10年以上前ですが、夜8時くらいに自転車で帰宅中に、酔いつぶれたおばあさんを拾ったこともありました。

片付いていないと落ち着かない!

この職業病とは少し違うかもしれませんが、自分のデスクと自分の家は片付いていないと落ち着きません。

特に疲れている時に、部屋がゴチャゴチャしているとストレスが溜まるんです。

仕事では役立つが、プライベートではあまり…

仕事では必要な職業病ですが、プライベートでは…まあ、あまり必要ないかな?

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